野菜の雑学!玉ねぎはどの部分?赤と緑のピーマンの違いは?

今回の記事では野菜に関する雑学をいくつか紹介します。料理をするときや野菜を選ぶときの参考にしてみてください。

玉ねぎ

身近な野菜だけど意外と知らないことも多い玉ねぎの雑学を見ていきましょう。

普段食べている部分は玉ねぎの葉っぱ?!

ニンジンなどの根菜と一緒に並んでいる上、土に埋まっている部分なので根菜だと思っている人もいるかもしれませんが、玉ねぎの普段食べている部分は根っこではなく鱗片葉(りんぺんよう)と呼ばれる葉っぱの部分です。

ちなみにじゃがいもも根っこではなく塊茎(かいけい)と呼ばれる茎が膨らんだ部分を食べています。

新玉ねぎと普通の玉ねぎは何が違う?

玉ねぎ

基本的には収穫後に乾燥させるかどうかの違いです。

茶色い皮に覆われた普通の玉ねぎは、保存性を高めるために収穫後干して乾かしたものです。それに対して新玉ねぎは乾燥させずにすぐ出荷します。そのため新玉ねぎは甘くてみずみずしいのですが、すぐに傷んでしまうというデメリットもあります。

農家さんによっては、よりみずみずしい新玉ねぎ向きの品種と、より保存性の高い普通の玉ねぎ向きの品種を使い分けて栽培している場合もあります。

ピーマン

栄養満点だけど苦手な人も多いピーマン。正体を知れば食べられるようになるかも?!

ピーマンの苦味を抑える調理法は?

ピーマンの苦みを減らす調理法を2つ紹介します。

水にさらす・茹でて調理する

ピーマンの苦み成分は水溶性なので、切ってから水にさらすか何度も洗うことで苦味を減らすことができます。茹でて調理する場合も同様に苦味が軽減されます。

ただしピーマンには水溶性の栄養素もたくさん含まれているので、苦みと一緒にビタミン類が流出してしまうのを避けたい方には向いていない方法です。

丸ごとレンチンしてから縦に切る

ピーマンは繊維を断ち切るように横向きに切ると苦みを感じやすくなります。

そこでまずは丸ごと加熱することで繊維を壊さず甘味を引き出します。それから縦向きに切ると細胞が壊れにくいので、苦みを感じにくく栄養も流出しにくくなります。

爪楊枝で穴を開けておくと爆発を防げるので安心です。

緑と赤のピーマンの違いとは?

カラーピーマン

ピーマンは一般的に緑色ですが、赤や黄色といったカラーピーマンも売られていますね。これらの違いは何でしょうか?

実は緑のピーマンは”未成熟”な状態で、そのまま収穫せずに置いておくとだんだん赤色になっていくんです。

緑のピーマンから赤ピーマンまで育てるには6週間以上かかるためコストはかかりますが、栄養価は赤ピーマンの方が高くなります。ビタミンCやカロテンは約2倍、ビタミンEは約5倍ほどになるんだとか。

ピーマンとパプリカは別の物?

ピーマンとパプリカはどちらもナス科のトウガラシ属の植物ですが、品種が違います。見た目も味も結構違いますね。

パプリカは肉厚ジューシーで苦味も少ないので、ピーマンが苦手だという人でも食べやすいです。ただ国産のものとなると値が張る上、取り扱っているスーパーも少ないです。

ニンジン

ニンジンは産地や品種を変えることで、1年中安定した価格で美味しいものが提供されています。

スーパーのニンジンは既に皮が剥かれている?

ニンジン

ニンジンの皮はすごく薄いので、泥を洗い流す工程でほとんど剥けます。スーパーに並んでいる綺麗なニンジンは既に皮が剥かれている状態ということです。

ただしそのままでは表面がボコボコしているので洗いにくかったり、食感が悪いと感じる場合もあるので、好みに合わせて調理しましょう。表面の部分はナムルやきんぴらにすると美味しく食べられます。

ニンジンの原産国は意外なあの国!

人参の原産国はどこでしょう?

正解はアフガニスタンです。

日本には江戸時代の初めごろに中国から東洋の品種が入ってきました。

その後江戸時代の中頃から明治時代にかけて西洋の品種がヨーロッパより入ってきました。現在スーパーに並んでいるのは西洋の品種がほとんどです。

まとめ

意外と知らない野菜の雑学を紹介しました。美味しく調理して効率よく栄養を摂っていきたいですね。

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