ハロウィンの歴史-起源や目的は?仮装するのはなぜ?日本に伝わった経緯

日本では仮装したり部屋を飾り付けたりカボチャのスイーツを食べたりして楽しむイベントのようになっていますが、元々のハロウィンに関する歴史や文化を知っていますか?

ハロウィンの起源

ハロウィンのイメージ

ハロウィンの起源は、アイルランドやスコットランドを中心にヨーロッパの広い地域で居住していたケルト人にまで遡ります。

ケルト人は11月1日を新年と定めていました。その前日の10月31日は先祖の霊が戻ってくる日とされていて、先祖の霊を鎮めるために魔除けの儀式をしていました。日本においての大晦日とお盆のような日ですね。

ハロウィンの広まり

19世紀にアイルランドでジャガイモが不作になりました。この危機を逃れようとした一部のアイルランド人がアメリカへ移住、これとともにアメリカへハロウィンが伝わりました。

日本にハロウィンが伝わったのは

日本にハロウィンという概念が持ち込まれたのは1970年代。原宿のキディランドが最初ではないかと言われています。他にも有名雑貨店やお菓子メーカーなどが販促活動のためにハロウィンイベントを取り入れました。

また映画のE.T.(日本公開は1982年)も日本にハロウィンを広めるきっかけになったと言われています。

今のように全国的に流行するようになったのは1990年代から2000年頃。SNSの手助けもあり、すっかり日本に浸透しました。

ハロウィンと仮装

仮装した子供

ハロウィンの日に仮装するようになったのは、モンスターに扮することで人間であることを隠し、悪魔や悪霊に連れて行かれないようにするためだと言われています。

仮装した子どもたちに「トリック・オア・トリート」と言われたら、「ハッピー・ハロウィン」と答えてお菓子を渡してあげます。

最後にクイズ

ハロウィンに関するクイズを出題します。

日本のカボチャはパンプキンではなく?

日本で一般的に食されている緑色の皮のカボチャは英語で何と言う?

正解は「squash(スクワッシュ・スカッシュ)」です。

スポーツのスカッシュやレモンスカッシュのスカッシュと同じ単語です。

英語ではカボチャ全般のことをsquashと呼び、中でも皮がオレンジ色のもののことをpumpkinと呼びます。

ジャック・オ・ランタンに使われる野菜

ジャック・オ・ランタンは元々はガボチャではなく違う野菜が使われていました。

ケルト人がジャック・オ・ランタンを作るために使っていた野菜は次のうちどれ?

  • カブ
  • ビーツ
  • ウリ

正解!

不正解…

A. カブ

ジャック・オ・ランタンの始まりは、アイルランドの「ジャック」という男の伝承が関係していると言われています。ジャックがカブをくり抜いたランタンを持っていたという話や、カブを畑を荒らしていたなど、複数のカブにまつわる説が伝わっています。
現在のハロウィンでカブではなくカボチャが使われている理由は、ハロウィンが伝わった頃のアメリカではカブが一般的ではありませんでした。そこで、ハロウィンの時期によく収穫されるカボチャが使われるようになったのです。

もう一度解く

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