こま切れ肉と切り落としの違いとは?欧米には薄切り肉は売ってない?
スーパーのお肉コーナーに行くと「小間切れ」や「切り落とし」と記載された商品が並んでいますが、これらの違いを説明できますか?
見た目が似ているこれらのお肉の違いや、向いている料理、調理のコツなどを紹介します。
こま切れ肉と切り落とし肉の違い
こま切れ肉と切り落とし肉の違いは、部位が特定されているかどうかです。
こま切れ肉
こま切れ肉は部位の指定がなく、色々な部位のお肉が混ざっている場合や、大きさも厚みもバラバラなことがあります。切り落とし肉よりは安価で売られていることが多いです。
「小間切れ」や「細切れ」と漢字で表記することもあります。
- 安く済ませたいとき
- 肉野菜炒め、焼きそば等、肉の割合が低い料理
切り落とし肉
切り落とし肉は基本的に部位が指定されており、「豚ロース切り落とし」や「牛バラ切り落とし」などと表記されているのが普通です。部位によって価格が大きく変わります。
ただし規定があるわけではないので、お店によっては複数の部位が混合されていても切り落としと表記している場合もあります。
- しゃぶしゃぶ、すき焼きなど肉が主役の料理
- レシピに部位が指定されている料理
海外では薄切り肉が売っていない?
日本のスーパーでは「しゃぶしゃぶ用」や「生姜焼き用」、「カレー用」、「ステーキ用」など様々な薄さにカットされたお肉が並んでいますが、欧米では塊肉で売られるのが主流だそうです。
頼めばスライスしてくれるお店もあるみたいですが、自前でスライサーを持っている日本人移住者も多いのだとか。
ひき肉は”minced meat”や”ground meat”という表記で売られているそうです。
こま切れ肉を柔らかく調理する方法
こま切れ肉を柔らかくする方法は主に「漬け込む」、「加熱しすぎない」の2つです。
漬け込む
加熱前にお肉の繊維を柔らかくする作用のある調味料や食材と一緒に漬け込むことで、安いこま切れ肉を柔らかく調理することができます。
- 酒
- お酢、マヨネーズ、ドレッシング
- 塩麹
- ヨーグルト
- すりおろし玉ねぎ、パイナップル、キウイ
また加熱直前に片栗粉や小麦粉をまぶすと、肉汁が流れ出すのを防ぐ効果があります。
加熱しすぎない
お肉は60〜65℃くらいでコラーゲンがゼラチン化して柔らかくなると言われています。これ以上の温度で長時間加熱するとタンパク質が固くなり、肉汁も流れ出てしまいます。
塊肉の場合はお肉の中心温度に注意しないと危険ですが、こま切れ肉は火の通りが早いので、加熱のしすぎに気をつけたいですね。
まとめ
こま切れ肉と切り落とし肉の違い、向いている料理、こま切れ肉を柔らかく調理する方法などを紹介してきました。最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にも雑学やクイズを用意していますので、ぜひ読んでみてください。
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