間違えやすい日本語をおさらい!確信犯や徐に、失笑の意味は?
日本語には微妙な表現や類語などが多くて、正しく使うのが難しいですね。本来の意味とは違う意味で使われることが多い言葉や、その誤用が辞書に掲載されるようになったケースもたくさん存在します。
今回は、そんな誤用の多い日本語を紹介していきます。
意味を間違えやすい日本語
まずは意味を間違えて使っている人が多い日本語をおさらいしていきましょう。
確信犯
「確信犯」は「政治的、思想的、宗教的な信念に発して、(それが罪になると知っていても)正しいと確信して行う犯罪」という意味です。「悪いとは知りつつも、ついやってしまうこと」と誤用されやすいですが、こちらは広辞苑には「俗に」と掲載されているため、まだ正しい使い方とは言い切れません。
姑息
「姑息(こそく)」は「卑怯」と誤用されやすいですが、実際は「その場しのぎの対応をすること」という意味です。
失笑
失笑は「小バカにする、笑えないくらい呆れる」と誤用されやすいですが、実際は「思わず笑いだす、おかしさに堪えきれず吹き出して笑う」という意味です。
徐に(おもむろに)
「徐に(おもむろに)」は「不意に、突然に」と誤用されやすいですが、実際は「ゆっくり」という意味です。
漢字を覚えれば意味も覚えやすいので、「徐に」と書けるようにしておきましょう。
檄を飛ばす
「檄(げき)を飛ばす」は「強く励ます、奮起させるために怒る」と誤用されやすいですが、実際は「自身の主張を周囲に知らせて、同意を得る」という意味です。
割愛
「割愛」は「不要なものを切り捨てること」と誤用されやすいですが、実際は「惜しいと思いながらも、捨てたり省略したりすること」という意味です。
「愛」という漢字が入っているから、愛着があるものを泣く泣く省略することだと覚えておくと忘れないかも。
元々誤用⇒正式に認められた日本語
言葉は年々進化していくもので、元々は誤用だったのに辞書に掲載されて正式な意味として認められたケースもあります。
敷居が高い
敷居が高いは元々「不義理や面目のないことがあって、その人の家に行きにくい」という意味の言葉でした。「高級すぎて入りにくい」というのは誤用とされてきましたが、2018/01/12に刊行された広辞苑 第七版にその意味が追加され、正式に認められたことになります。
最後にクイズ
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