1月20日に「冬にまつわる難読漢字クイズ【初級編】」を投稿しましたが、今回は【発展編】になります。少し難しくなりますが、何問読めるでしょうか。ぜひ最後まで挑戦してね!
第1問-橇
【2文字・訓読み】「橇」は何と読むでしょう?
正解は「そり」です。
雪をすべらせて人や物を運ぶ乗り物のことです。
「かんじき」とも読みます。かんじきは足が雪に埋もれないよう、履物の下に取り付ける道具のことです。
 第2問-皸
【4文字で】「皸」は何と読むでしょう?
正解は「あかぎれ」です。
「ひび」とも読みます。
「ひび」は乾燥などによって皮膚が割れた状態のことで、ひびが悪化して出血したり炎症を起こして赤くなった状態を「あかぎれ」と呼びます。
 
第3問-樅
【2文字で】「樅」は何と読むでしょう?
正解は「もみ」です。
マツ科の常緑高木です。厳しい冬でも緑色をしたモミの木は、古くから強い生命力の象徴とされてきました。
 第4問-湯湯婆
「湯湯婆」は何と読むでしょう?
正解は「ゆタンポ」です。
湯たんぽは元々中国から伝わったもので、中国での漢字表記は「湯婆」でした。「婆」という字は中国語では「老女」という意味の他、「姑」や「妻」といった意味もあります。妻の代わりに湯たんぽを抱いて暖を取るという意味から、「湯婆」と呼ばれるようになったのではないかと言われています。
湯たんぽが日本に伝わった当初は中国と同じく「たんぽ」と呼ばれていたようですが、次第に「湯たんぽ」と呼ばれるようになったそうです。そのため全てを漢字表記にすると、「湯」という字が重なっているのです。
 第5問-霙
【3文字で】「霙」は何と読むでしょう?
正解は「みぞれ」です。みぞれは雪と雨が同時に降る現象のことを指します。
似た漢字に「雹(ひょう)」と「霰(あられ)」がありますが、直径5mm以上の氷の粒を雹、それ未満のものを霰と呼びます。
気象に関する漢字を表にまとめました。
| 漢字 | 読み | 
|---|
| 雹 | ハク、ひょう | 
| 霰 | サン、セン、あられ | 
| 霙 | エイ、みぞれ | 
| 霧 | ム、ブ、きり | 
| 靄 | アイ、もや | 
| 霞 | カ、かすみ、かす・む | 
| 霆 | テイ、いかずち、いなずま | 
| 霖 | リン、ながあめ | 
| 霎 | ショウ、ソウ、こさめ、しば・し | 
| 凩 | こがらし | 
| 凪 | なぎ、な・ぐ | 
| 颪 | おろし | 
| 颱 | タイ、たいふう | 
| 旱 | カン、ひでり、かわ・く | 
 まとめ
冬によく目にするものに関する難読漢字クイズは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。