文豪のペンネームの由来に関するクイズ-江戸川乱歩・直木三十五・正岡子規

文豪のペンネームの由来を知ると、センスが良いものが多かったり、そんな理由で決めて良いの?!と驚くものまで様々ですね。

今日はそんな文豪のペンネームに関するクイズです。ペンネームは筆名(ひつめい)とも呼び、文章を書くときの本名以外の名前のことを指します。

初級編

まずは初級編です。学校の授業で由来を習うことがあったり、有名な雑学として紹介されるような文豪のペンネームをクイズにしました。

二葉亭四迷

二葉亭四迷の人物イラスト
イラストAC
二葉亭四迷のペンネームの由来となった、罵倒のセリフとは何でしょう?

正解は「くたばってしまえ」もしくは「くたばってしめえ」です。

この言葉をもじって「ふたばていしめい」という名前が生まれました。

この罵倒の言葉は、「父親から叱られたときの言葉」という説と、「自らが自分自身を罵るために発した言葉」という説があるそうです。

二葉亭四迷の代表作には『浮雲』、『其面影』、『平凡』などがあります。

江戸川乱歩

江戸川乱歩のペンネームの由来となっている作家が書いた作品は次のうちどれ?

  • 緋色の研究
  • バスカヴィル家の犬
  • アッシャー家の崩壊

正解!

不正解…

A. アッシャー家の崩壊

江戸川乱歩のペンネームは、19世紀のアメリカで活躍した作家「エドガー・アラン・ポー」をもじったものです。

エドガー・アラン・ポーの代表作は、『アッシャー家の崩壊』、『黒猫』、『アーサー・ゴードン・ピムの冒険』などがあります。
『緋色の研究』と『バスカヴィル家の犬』は、イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルの作品です。

江戸川乱歩は本名を「平井 太郎」といい、名探偵の明智小五郎や少年探偵団が登場するシリーズ小説を残しています。
2024年11月16・23日の『名探偵コナン』では、江戸川乱歩の生誕130年を記念して、乱歩邸を舞台にしたコラボアニメの放送がありましたね。推理小説ファンには熱い回だったのではないでしょうか。

もう一度解く

発展編

次は少し発展した問題を2問出題します。

直木三十五

直木賞でおなじみの作家、直木三十五。この「三十五」は何から取られた数字?

  • 作品数
  • 年齢
  • 住所

正解!

不正解…

A. 年齢

直木賞という賞はとても有名ですが、直木三十五という人物はあまり知られていないですね。

直木三十五は本名を植村宗一といいます。
「直木」は本名の名字を分解して付けたもので、「三十五」という数字は年齢からとったものです。
31歳になったときに「直木三十一」と名乗るようになり、毎年ペンネームを変えていましたが、34歳のときは引き続き三十三を名乗りました。しかし三十三が「散々」と読めてしまうなど気に入らない点があったため、35歳で「直木三十五」に改名しました。

もう一度解く

正岡子規と石川啄木

石川啄木の人物イラスト
イラストAC
正岡子規と石川啄木のペンネームはどちらも鳥の種類から取られています。それぞれ何と言う鳥でしょう?

正岡子規は「ホトトギス」、石川啄木は「キツツキ」が由来となっています。

「子規」は「ホトトギス」と読む熟字訓です。ホトトギスは口の中が赤色をしており、甲高い声で鳴くことから、「血を吐くまで鳴き続ける」と言われることがあります。そのホトトギスの姿と、闘病する自信の姿を重ねて名を取ったのではないかと言われています。

「啄木」の名前の由来は「啄木鳥」です。「啄木鳥」は「キツツキ」と読む熟字訓です。故郷の岩手県で慣れ親しんだキツツキから名を取ったと言われています。

まとめ

文豪のペンネームに関するクイズは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

これ以外にもクイズや雑学をたくさん掲載していますので、ぜひ挑戦してみてください。

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