3月22日は「さくらねこ」の日!TNR活動の目的と利点


「さくらねこ」って聞いたことありますか?今回の記事では、3月22日の記念日になっている「さくらねこ」や、野良猫のためのTNR活動について紹介していきたいと思います。
さくらねことは?
下の写真のように、耳の先がV字にカットされた猫を見たことはないでしょうか。

これは猫が不妊(避妊・去勢)手術を終えた印で、形が桜の花びらに似ていることから「さくら耳」とも呼ばれます。またこの印を持つ猫を「さくらねこ」と呼ぶことがあります。
3月22日が「さくらねこの日」となっている理由は、「さ(3)くら」と猫=「にゃんにゃん(22)」という語呂合わせからです。
オスは右耳、メスは左耳をV字カットするのが通例となっていますが、特に規定を設けていない自治体もあるため、獣医師の裁量に任されています。
また日本だけでなく、トルコやイタリア、クロアチア、シンガポールなどでも耳先カットの目印が付けられています。カットの形は国や地域によって異なります。
目印を付けるのはなぜ?
目印が付いていないと、既に避妊・去勢手術済みなのにもかかわらず捕獲され、無駄に麻酔や開腹をされてしまう可能性があります。
2度も捕まえるのは猫にとって負担になるため、遠くから見ても判断しやすいよう、耳カットの目印を付けています。
特にメス猫は、外見では避妊手術済みなのかどうか判断できません。麻酔後にお腹の毛を剃った後で気づく場合もありますが、医療の発展により手術痕が残りにくくなっていて、開腹してから気づくこともあります。
痛みはないの?
耳先のカットは不妊手術の麻酔が効いているうちに行われるため、痛みはないと言われています。耳先は出血のほとんどない部位で、止血も行われます。
TNRとは

TNRとは、野良猫を捕まえて繁殖を抑え、数を減らすことを目的に行う活動のことです。
- Trap(捕まえる)
- Neuter(避妊・去勢手術をする)
- Return(元居た場所に戻す)
これらの3つの行動の頭文字を取ってTNRと名付けられています。
元の場所に戻した後も、ボランティアさんによって術後の経過観察や、餌やりと後片付け、掃除などが行われます。
野良猫を減らす目的は?
野良猫は栄養不足や病気、感染症、事故などのリスクがある他、暑さや寒さ、悪天候などの過酷な環境と戦う必要があるため、飼い猫と比べて寿命が短いとされています。
また野良猫による糞尿被害や発情期の鳴き声、車への被害、ゴミを荒らされるなどのトラブルも問題になっています。
不幸な猫がいずれ居なくなるようにするために、野良猫のTNRは必要な活動なのです。
Returnするのはなぜ?
猫がとても好きな人や、野良猫の被害に悩んている人からしたら、「なぜ猫を元の場所に戻すんだろう」、「保護してあげたらいいのに」と思うかもしれません。しかしTNRはきちんとした理由があってReturnの活動をしています。
他地域からの流入を防ぐ
不妊手術した猫を元の場所に戻す理由は、猫にテリトリーを守ってもらうためです。猫を元の場所に戻さないと、他の地域から野良猫がやってきてしまうことがあります。その中には、不妊手術を終えていない猫が含まれているかもしれません。
野良猫の数を減らすには、時間はかかりますが不妊手術を終えていない野良猫の流入を防ぐことが大切なのです。
保護するよりも多くの猫を救うことができる
野良猫を保護して飼ったり、里親を探すことも大切な活動ですが、人員やスペースがたくさん必要になります。お金もかかります。猫同士の相性や感染症の問題もあるため、全ての猫を保護することはできません。
イタチごっこにならないようにするためにも、まずはTNR活動を行って数を増やさないということが大切なのです。
まとめ
本日3月22日は「さくらねこの日」ということで、さくらねことは何なのか、野良猫のTNR活動とは?という点について紹介してきました。
野良猫に関するボランティアに興味が湧いた方は、お住いの自治体のTNR活動について調べてみてくださいね!